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仁和寺「御室桜」観賞会(社会人対象)を開催しました

4月9日(土)17時30分から、仁和寺「御室桜」観賞会(社会人対象)を開催しました(参加者13名)。

はじめに、仁和寺の御殿「大内の間」において、同寺の朝川美幸学芸員により「仁和寺の歴史」というテーマで講演会が行われました。講演の中で朝川学芸員は、創建期、隆盛期、焼失期(応仁・文明の乱)、伽藍再興期(徳川家光による再興支援)、幕末以降に分けて、その時代時代の仁和寺の歴史について史実を提示しながら詳しくご紹介くださいました。併せて、仁和寺を中心とした御室地域で育まれてきた様々な文化(御室焼、御室つづれ、御室柿、御室桜、茶等)についても「御室ブランド」としてご紹介され、御室地域が一大文化発信地であったと述べられました。

次に、同寺の金崎義真管財課長が、白書院、南庭、宸殿、北庭、黒書院について説明しながら御殿を案内してくださいました。

最後に、昨年11月から仁和寺と北野天満宮で「学生ガイド育成研修」を受けてきた立命館大学の学生が、二王門(重要文化財)を始点にライトアップされた境内の案内をしました。勅使門、中門(重要文化財)、金堂(国宝)や五重塔(重要文化財)を経て、最後は満開の御室桜の前で、御室桜にまつわる様々なエピソード(御室桜は何故背が低いか、等)を交えながら紹介しました。

朧月夜のもと、仄かな桜の香りの中、低い背丈故、目線で見える御室桜を愛でながら、参加者は夜遅くまで写真撮影を楽しまれていました。