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妙心寺お精霊迎え「灯籠絵付けと坐禅体験」を開催

7月26日(火)9時30分から妙心寺「大方丈」において、妙心寺お精霊迎え「灯籠の絵付けと坐禅体験」を開催しました(参加者52名)。

はじめに、妙心寺一山会会長の石河様(妙心寺大雄院住職)から開会のご挨拶をいただき、次に京都歴史回廊協議会事務局の大場から「この地域に住んでいるからこそ味わえる特別な体験を楽しんで」とエールを送らせていただきました。

第一部の坐禅体験では、冒頭同じく一山会の川島様(妙心寺智勝院住職)から、「坐禅とは、妙心寺のような禅宗のお寺が一番大切にしている修行方法の一つです。心静かに坐禅をしていると、セミの鳴き声、風の音、線香の匂いなど、普段気に留めていなかったものを感じることができます。どうしてもじっとしていられなくなったり、眠たくなったりしたら、巡回している和尚さんが近くまで来られたら両手を合わせてください。警策で軽く肩を叩いてくださいます」とご説明いただきました。そして鈴の音を合図に、5分間、休憩を挟んで12分間の坐禅を体験しました。

坐禅終了後は、使用した座布団を片付けて、大方丈北側の中庭を囲むように縁側に長机を出して、子どもたちは灯籠絵付けに挑戦しました。塗り絵をする子や、大好きな龍の絵を描く子など、思い思いの絵付けを楽しんでいました。

絵付けされた灯籠は、8月9日(火)から16日(火)まで法堂と仏殿の周囲に飾られます。「今日作った灯籠の絵を是非ご家族と一緒に見に来てください。灯籠の光は、皆さんのご先祖様がちゃんとお盆に帰って来られるように目印になるものです。灯籠を見に来る時は、『ご先祖様がちゃんと帰って来れますように』とお祈りすることも忘れないでください」と川島様からお話しいただきました。

最後に子どもたちは、石河様をはじめお世話になった和尚さんたちに御礼を述べて、帰路につきました。