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「ご朱印帖を作ろう」(子ども対象事業)を開催しました

10月23日(日)御室会館(仁和寺境内)において「ご朱印帖を作ろう」(子ども対象事業)を開催しました(参加者小学生30名)。

初めに清水則雄京都歴史回廊協議会副会長から、会の活動方針と今回の企画趣旨について説明があり、次に総本山仁和寺の大林實温執行長からご朱印帖に関するご法話を頂戴しました。お話の中で大林執行長は「人は生きていく中で、楽しいことばかりではなく、辛くしんどいこともあります。そんな時はお寺や神社にお参りし、気持ちの整理をするとよいでしょう。そのために日本各地にお寺や神社はあるのです。小学生の皆さんには大人のような悩みはないかと思いますが、将来の夢、例えば野球選手になりたい、サッカー選手になりたい、あるいはケーキ屋さんになりたいという夢を追いかける中で、悩んだときにお参りに行けばいいのです。ご朱印帖とはお参りに行った証としていただくものです。そして大切なことはそれを時々開いて見て、お参りに行った時の気持ちを思い出すことです」と述べられ、神仏に支えられながら生きていく術とご朱印帖の活用方法についてご教示くださいました。そして、講師である株式会社尚雅堂代表取締役の松尾安浩様に進行を委ね、ご朱印帖作りがスタートしました。

先ず、松尾様から作業工程について実演を交えながら紹介していただき、その後、各々作業に入っていきました。工程全体を理解できたおかげで、効率も高まり、1時間ほどで参加者全員がオリジナルのご朱印帖を作成することができました。

糊が乾く時間を利用して、ご朱印帖作りをサポートしてくれていた4名の学生ガイド(立命館大学の学生)による仁和寺境内ツアーが行われました。参加者たちは秋晴れの空のもと色づき始めた紅葉に季節の移ろいを満喫しながら二王門、御殿、中門、御室桜、五重塔、金堂等の説明に傾聴し、世界遺産仁和寺が紡いできた歴史文化を学びました。

ツアー終了後、会場にて閉会式が行われました。終了後、各々のご朱印帖を手にした参加者たちは、早速ご朱印をいただきに再び境内へと戻っていきました。