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「中心伽藍としての法堂と仏殿」を開催しました

2月17日(土)、大本山妙心寺において「中心伽藍としての法堂と仏殿」を開催しました。これは、昨年に引き続き、京都府立堂本印象美術館との共催イベントで、定員上限となる30名(一般20名、学生・院生10名)の参加がありました。

    

13:30より重要文化財である妙心寺「大方丈」をお借りし、本協議会副会長である花園大学・松田隆行教授の開会挨拶の後、今年も八幡市立松花堂庭園・美術館の平井俊行館長からご講演いただきました。平井館長は京都府文化財保護課在籍時に妙心寺をはじめ数多くの寺社の保存・修復に携わってこられた知見をもとに、「妙心寺の歴史と伽藍の変遷」や「妙心寺の仏殿の特徴」などについて約1時間、分かり易く講義いただきました。

    

      

    

少し休憩をはさみ、平井館長のご案内で大方丈、大庫裏、法堂、仏殿、浴室、玉鳳院、開山堂(すべて重要文化財)を巡りました。普段は非公開の建造物も含まれ、かつ平井館長の詳しい解説付きで拝観することができ、非常に貴重な機会となりました。参加者からは「建造物の変遷の観点から歴史を学ぶ経験はなく、大変新鮮で興味深い。この企画は今後も続けてほしい」といった感想が寄せられました。平井館長、今回も本当にありがとうございました。