2月15日（土）、春の到来を思わせるような温かい晴天の下、今年も堂本印象美術館との共催イベントを開催しました。（参加者：社会人・大学生計18名）講師は前回・前々回と同じく八幡市立松花堂庭園・美術館の平井俊行館長です。
仁和寺様の寺務所内会議室をお借りし、平井館長の講演からスタートし、「檜皮葺（ひわだぶき）」「杮葺（こけらぶき）」「木賊葺（とくさぶき）」などについて詳しく学びました。講演後には屋根材の仕様などについて積極的な質疑もありました。
暫しの休憩の後、平井館長のご案内で、仁和寺の九所明神・金堂・御影堂を、続いて福王子神社の本殿・拝殿を巡り、屋根材やその歴史的背景について分かりやすく教えていただきました。過去、平井館長が実際に修復に携われた経験・知見に基づく解説は、正に“余人をもって代えがたい”内容でした。また福王子神社では村田宮司のお取り計らいで『さざれ石』や日本一大きいとされる『鳴滝砥石』も拝見することができ、非常に貴重な機会となりました。
村田宮司様、興味深いお話に加え、数々の資料まで頂戴し、誠にありがとうございました。
