11月23日(水)、京都歴史回廊協議会幹事である嶋悠海氏が住職をお務めの浪切不動寺において、「お火焚き祭り」(学生対象事業)を開催しました。あいにくの雨模様ではありましたが、学生13名(他役員1名・事務局2名)が参加してくれました。
「お火焚き(祭り)」は、火伏、厄除け、無病息災等を祈願する京都の伝統行事で、11月に各地で行われます。はじめに、西園寺記念館2階カンファレンスルームに集合した参加者に対して、清水副会長が資料を用いながら、所以や供物の意味について解説しました。
その後、一行は同館を出て、浪切不動寺に移動しました。楽しみにしていた「火渡り神事」は雨天中止となりましたが、本堂にて行われた護摩焚き勤行に参加しました。僧侶の皆さんの読経に合わせてお経を唱えるとともに、思い思いの願い事をしたためた護摩木を火中に投げ入れました。
勤行終了後、嶋住職から「本日の勤行ではご本尊である不動明王を召喚して、願い事をしました。お火焚きには様々な意味がありますが、皆さんも護摩木を火中に投げ入れる際熱さを感じられたでしょう。火の熱さを知ることで『火の用心』に繋げるということが一般的には言われています。また、『災厄を焼き尽くす』という意味もあります」と護摩焚き勤行の解説がありました。
最後に、本堂内の仏像、曼荼羅を見学させていただき、供物を頂戴して帰路につきました。