京都歴史回廊協議会

京都歴史回廊協議会 Kyoto Historic Corridor Association

お問い合わせ・資料請求

京都歴史回廊協議会 Kyoto Historic Corridor Association

仁和寺「御室桜」ライトアップ企画(学生対象)を開催しました

4月13日(水)18時30分から、仁和寺「御室桜」ライトアップ企画(学生対象)を開催しました(参加者200名)。

二王門(重要文化財)の北側(境内)に集まった学生200名は、20~30名ごとのグループに分かれて、8名の学生ガイドにより先ずは境内を散策しました。二王門の南側には左右二体の仁王像が設置されており、口元で「阿吽」(サンスクリットで始めと終わり、人生の生死)を表現していること、背中合わせに門の内側には獅子が配置されており、これは奈良の東大寺の南大門と同じデザインであり、寛永期に仁和寺を再興する際には東大寺など奈良の寺院を参考にされたことが伺えることという説明を皮切りに、勅使門(皇室や天皇の宸翰をもった勅使が使用する門)、定規線の意味(皇室との関係の深さを表している)、中門(結界)、五重塔、金堂(伽藍の中心、寛永期の仁和寺の再興に当たり京都御所から紫宸殿が下賜されたもの)を説明しながら案内しました。最後に御室桜を紹介し、参加した学生たちは自由観賞となりました。

前日までの雨風のせいで、桜の花は少し散り始めてはいましたが、大きな花びらがライトアップにより夜空に際立って美しく冴えわたるとともに、同寺の僧侶の方々のご配慮で焚いていただいたスモークが幻想的な光景をつくり、時間が過ぎるのを忘れて、いつまでも学生たちは御室桜を堪能していました。