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第15回歴史回廊らくたび散歩~今宮神社から御土居を辿って鷹峯界隈へ~を開催

10月1日(日)に第15回歴史回廊らくたび散歩を開催しました。

前日降った雨は上がり、秋らしい気候になったこともあり、絶好のコンディションでイベント当日を迎えることができました。

今回は、今宮神社から出発ということでしたが、これは前回の第14回歴史回廊らくたび散歩「梅薫る北野天満宮から京都の北を守る船岡山界隈へ」での解散場所だったということや、北西部に集中している御土居跡を見学するためということでした。

〈前回の歴史回廊らくたび散歩の行程〉
北野天満宮前→千本釈迦堂→釘抜地蔵(石像寺)→千本ゑんま堂→建勲神社→船岡山山頂→
今宮神社
〈今回の歴史回廊らくたび散歩の行程〉

今宮神社前→御土居跡→御土居跡→しょうざんリゾート京都→御土居跡→常照寺→源光庵

さて、今宮神社に集まった参加者30人は、講師の山村氏のお話を聞きながら、1つ目の「御土居」に向かいます。

ところで、そもそも「御土居」というものが何なのか、ご存じでしょうか?

御土居は、数年前にNHKで放映された「ブラタモリ 京都編」で取り上げられたことによって、「御土居巡り」がブームになっており、御土居という名前を聞いたことがある方は多いのではないかと思いますが、よく分からないという方もいらっしゃると思いますので、軽く解説したいと思います。

御土居は、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として、外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年に多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。かつては、京都市街をぐるりと囲んでおり、その総延長は22km以上にも及ぶまさに大城壁だったとされています。

しかし、御土居の多くは、江戸時代以降に次々と取り壊され、現存するものはごくわずかになっており、このうちの9ヵ所が「史跡」として指定されています。

また、この9ヵ所を1つの線で結んだ時、線の内側を「洛中」、外側を「洛外」と呼び、洛中・洛外の境界線としての役割もあったとされています。

※詳しくは、こちらを検索してみてください→御土居跡マップ (kyoto-arc.or.jp)

 
(次回は実際に散策した御土居を紹介します。)※10月23日に掲載予定です。