今回も京都歴史回廊協議会の幹事で株式会社らくたび代表取締役・山村純也さんのご案内で、下鴨神社近郊エリアを散策しました。
参加者18名は、13時に集合場所の出町柳駅を出発し、まず最初に近年公開されて人気スポットになっている「旧三井家下鴨別邸」を訪れ、豪商の趣のある別邸の造りと美しい庭を楽しみました。続いて、「手作り市」が開催され、大勢の人たちで賑わう京都最古の神社のひとつ下鴨神社へ。
美麗祈願として手鏡の形をした絵馬で有名な「河合神社」やラグビーの聖地である「雑太社」、縁結びのパワースポットである「相生社」などの摂社、そして12月でも十分に色とりどりの紅葉が残る「糺の森」を存分に味わいながら参道を歩き、本殿を参拝しました。
鞍馬口通りを西方へと移動し、「鞍馬口地蔵」が祀られる「上善寺」へ移動、参詣した後、「天寧寺」へ。天寧寺では山門から真っすぐに比叡山が望める「額縁門」をバックに多くの方が記念の写真を撮っておられました。その後、西園寺家の菩提寺である「西園寺」に移動し、本堂に掲げられた西園寺公望の揮毫による寺号の額や戦時供出で没収された際に空けられた穴が残る梵鐘など貴重な文化財も見学することができました。
最後は、「上御霊さん」で知られる「御霊神社（上御霊神社）」で、同神社と皇室や御所との関係、応仁の乱発祥の地であることなど興味深いお話を聞き、終了となりました。
今回も山村さんの分かりやすガイドを堪能しながら各所を楽しく散策して、好天に恵まれた暖かな師走のひとときを過ごすことができました。
山村さん、いつも本当にありがとうございます。次回の第17回（2024年3月3日開催予定）もどうぞよろしくお願いいたします。
