今年度最後の歴史回廊らくたび散歩は「梅の名所・梅宮大社と松尾エリアを訪ねて」というテーマで、松尾大社周辺エリアを散策しました。もちろん今回も京都歴史回廊協議会の幹事で株式会社らくたび代表取締役・山村純也さんにご案内いただきました！
集合場所の阪急電車・松尾大社駅前から四条通りを西へ。桂川に架かる松尾橋上から北方（嵐山方面）を向けば愛宕山や五山の送り火のひとつ“鳥居形”…正しく山紫水明、実に美しい景色を望むことができます。梅宮大社では子宝の石として知られる“またげ石”の謂れなどをお聴きし、神苑内も含め満開の梅を堪能しました。
再び四条通りを西方に戻り、お酒の神様を祀る神社として有名な松尾大社に向かいます。両流造と呼ばれる珍しい建築（屋根）様式である本殿や名水名高い「亀の井」、パワースポットの「霊亀の滝」「天狗岩」など、山村さんから境内にある数々の見どころを教えていただき、お詣り後、暫し自由に散策しました。
続いて、松尾大社から南へ、摂社である月読神社に移動します。月読神社では祭神である月読尊（つきよみのみこと）に係り日本書紀の解説に加えて、境内に奉祀される「月延の石」「聖徳太子社」「御船社」などについての詳しい話もお聴きすることができました。
最後は、解散場所に向かいながら、道中にある「松尾谷の椋木」「山田岐れ（わかれ）」等の各ポイントで、歴史的なエピソードなど興味深いお話を聴き、阪急電車・上桂駅で終了となりました。
今回も好天に恵まれ、早春の暖かい日差しが心地よく、参加者21名（内、大学生2名）は梅の香りに包まれながら山村さんの分かりやすい解説を思う存分堪能することができました。
山村さん、今年度は3回もお引き受けいただき、誠にありがとうございました。2024年度の『らくたび散歩』もよろしくお願いします！
